ナノキャリア(4571)が後場に入って上げ幅を拡大、ストップ高となる300円高の1602円まで買い進まれた。前場立会い終了後に、核酸医薬のデリバリーに適用可能なキャリアに関する物質特許について、米国特許庁から特許査定を受けたと発表したことで買い気が強まった。
特許査定を受けた核酸デリバリー技術「NanoFect」は、体内では壊れやすい核酸を標的細胞に確実に届けることができるキャリアシステムで、同社は抗体技術と組み合わせ、細胞標的性能をさらに高めたActive型NanoFectなど、次世代型のキャリアシステムの研究を進めている。
証券市場新聞