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円高が手じまい売りを助長
14日午前の東京市場は続落、日経平均は135円安です。米国株が3日続伸と戻り歩調にあることから朝方は買いが先行しましたが、買いが続かずマイナスに沈みました。107円前半まで進んだ円高が手じまい売りを助長し、内閣府が発表した17年10~12月期のGDP速報値が市場コンセンサスを下回ったこともネガティブに受け止めらたようです。
軟調展開も連日の大商い
VIX指数などの水準がまだ高い水準にあることから、戻り売り圧力が強く、前日と同様に朝高の後値を消す軟調な展開でした。日経平均は6日のザラ場安値近辺まで下落しており、一段安に備える必要もあるでしょう。ただし、きょう前場の東証1部の売買代金も概算で1兆5162億円と1日3兆円ペースの大商いをこなしています。
目先突っ込むなら強気で対処
企業業績も好調で前日引け時点の日経平均のEPSは1644円(13日1635円)に上昇しており、前引けベースのPERは12.8倍と13倍を割り込みました。ここからの弱気は禁物で、安易なショートは避けるべきでしょう。引き続き投資枠に余裕を持たせたうえで、ソニー(6758)やトヨタ(7203)など主力輸出株の押し目狙い、目先突っ込む場面があるなら強気で対処したいと思います。
花咲 翁
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