新報国製鉄(5542)がストップ高で1カ月半ぶりに年初来高値を更新。13日取引終了後、16年12月期の連結業績予想を修正、利益予想を引き上げたことを受け、買い気が再燃した。
通期業績について、売上高は従来予想の58億円を据え置いたが、営業利益を9億円から9億8000万円(前期比70.2%増)に引き上げるなど利益を増額した。半導体製造装置、液晶パネル製造装置向け低熱膨張合金など主力商品が好調に推移。第1四半期(1~3月)の営業利益が当初予想を約8000万円上ぶれたことから、同額を通期予想に上乗せした。
ただ、第1四半期の連結営業利益実績は4億5100万円(前年同期比5.3倍)と通期予想に対する進捗率は46%に達しており、一段の上ぶれが意識されているようだ。
証券市場新聞