アイシン精機(7259)が続騰。26日取引終了後、熊本地震の影響により合理的な算定が困難として開示を延期していた17年3月期の連結業績予想を明らかにするとともに、アルミダイカスト工場を増築すると発表したことが好感されている。
今期はIFRSへ会計基準を変更したことで比較はないが、売上高3兆4000億円、営業利益1750億円、最終利益900億円と前期並みの水準を確保できる見込み。為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=120円を前提として厳しく見積もった。
アルミダイカストは国内向けエンジン用クランクケースやA/T用トランスミッションケース向けなどに、さらに需要が拡大ており、愛知県西尾地区でアルミダイカスト工場新建屋1万1500平方メートルを増築する。投資額は工場、設備含め111億4000万円で17年4月に生産を開始する予定。
証券市場新聞