エイチ・アイ・エス(9603)が高い。27日取引終了後、16年10月期の連結業績予想の下方修正したが、熊本地震の影響による業績悪化は株価への織り込みが進んでおり、併せて自社株取得枠を設定すると発表したことから買いが先行した。
通期の売上高を5900億円から5350億円(前期比0.5%減)、純利益を123億円から46億円(同57.8%減)へ。燃油サーチャージが7月発券分まで不適用となり、ハウステンボスへの来場者が減少、為替差損も影響する。
自社株取得枠は発行済株式総数の1.75%にあたる110万株、取得総額30億円が上限で、6月20日から市場で買付を行う。
証券市場新聞