さくらインターネット（３７７８）が続騰、前日比１００円高の７７５円ストップ高に買われ、株式分割を考慮した実質上場来高値を更新している。
１６日にテックビューロと世界で初めてプライベート・ブロックチェーン環境を実用レベルのクラウドサービスとして提供を開始すると発表したことをきっかけに大きく人気化。連結決算への移行で前期との比較はないが、純利益５億９０００万円と実質で最高利益更新を見込む好業績に加え、２５日現在の信用倍率１．１７倍、２９日申し込み現在の貸借倍率０．７６倍の好取組も株価を押し上げており、関連銘柄を強力に牽引している。
フィンテックはディープラーニングの開発や金融庁による規制緩和などにより、急速な普及が期待できる状況で、新年相場でもテーマ株物色の柱になると見られ、インフォテリア（３８５３）やロックオン（３６９０）、アイリッジ（３９１７）などの関連銘柄も値を飛ばしている。
証券市場新聞
