権利落ち分を早々に埋めれるか?【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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買い戻しの動きに過ぎないが・・・

 ナイトセッションやCMEでの225先物高の流れを引き継ぎ買いで始まり、権利取り目的の買いに加えて日経平均連動型パッシブファンドの先物買いで上げ幅を拡げた。急落後の上昇は昨年と同様の動きで、想定内ともいえる。この日の大幅高は買い戻しの動きに過ぎず、安心感が拡がるには明日は権利落ち分を早々に埋めれるかが焦点になろう。昨年も権利付き最終売買日の大幅高後の戻りに懐疑的な向きが多かったが、実際には3月26日のザラ場安値2万347円49銭から5月21日の2万3050円39銭まで2700円超上昇している。

エーザイの取引成立は明るい材料

 今年は英国のEU離脱問題が佳境を迎えているうえ、米中通商交渉の出口が不透明なことから、昨年ほど楽観はできないが、不安材料は大方織り込んでおり、ここから再度売り叩く水準でもない。
 個別では、エーザイ(4523)が3営業日ぶりに取引が成立して急反発したことは明るい材料。それ以外では、個別物色が中心。物色の流れを見極めるにはもう少し時間が必要だろう。




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