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米中交渉の駆け引き続く【記者の視点】
GoogleがHuaweiとの取引を停止することを受けて、ニューヨーク市場ではハイテク構成比率の高いナスダック指数の下げが大きかった。これを受けてこの日の東京市場も軟調な展開になったが、上海市場の上昇を受けて下げ幅を縮小させている。米商務省はその後、スマートフォンのソフトウェアの更新など一部の取り引きを3か月間に限って認める措置を発表、事実上の制裁緩和に踏み切ったことから、中国・香港ではHuaweiのサプライヤーの株価が反発しており、過度な不安感が後退している。
米国にとっては全面的な締め出しというよりは、交渉の駆け引きにも利用ひている側面もあり、米中首脳会談が想定される6月のG20までは、引き続き様々動きが流れそうだ。指数的には2万1000円を意識した押し目買いが続く。
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