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パウエルFRB議長発言で利下げ期待が高まる【記者の視点】
引き続き東京市場は方向感が見えない中で小動きに終始した。為替については1ドル108円90銭まで円安が進んでおり、6月下旬までの過度な円高懸念が後退したことは下支え要因。注目されたパウエルFRB議長の議会証言では6月のFOMCで多くのメンバーがいくらかの緩和政策の論拠を主張したと発言したことから利下げ期待が再度高まり、NYダウは反発でスタートしている。これにより、東京市場も反発が期待される。
個別では日本通信に代表されるように低位株が選好される状況だが、新興銘柄では持続性がない銘柄も多く、短期での値幅取りは難しい状況。225採用銘柄ではKDDIが高値で強い動きだが、外需はやはり11日の安川電機など2Q決算の動向も注視することになろう。
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