素材セクターが軒並み高、市況回復に加え資産価値、利回りからも見直し

企業|企業速報 証券市場新聞

業種別ランキングで鉄鋼が値上がり率トップ、非鉄・金属が4位となるなど素材セクターが軒並み高い。
鉄鋼は在庫評価損計上で最悪期を脱し、粗鋼生産回復で収益改善が見込まれており、中国鉄鋼大手が統合に向けた動きをみせていることから市況回復への期待も強い。また、新日鉄住金(5401)PBRが0.6倍台、ジェイ エフ イー ホールディングス(5411)0.4倍台と資産価値を大きく下回っていることからも見直し買いが続いている。
非鉄金属は金価格に加え、ニッケルも年初来高値を更新、亜鉛も上昇にするなどが非鉄・金属市況の回復が手がかりで、鉄鋼と同じく資産価値に加え、東邦亜鉛(5707)は配当利回りが4.06%、三井金属(5706)3.40%、DOWAホールディングス(5714)3.33%と利回りから見直せる銘柄が多いことも買い気を誘っているようだ。

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