三菱総合研究所(3636)が大幅に4日続伸、前年末比305円高の3775円まで買い進まれ6営業日ぶりに上場来高値を更新した。日本経済新聞が4日付で「三菱総合研究所と同社傘下の三菱総研DCSは、人事給与業務を受託する事業で国内最大手のエイチアールワンと資本・業務提携する」と報じたことが買い手がかりになった。
「マイナンバー制度の導入など間接業務の負担が増すなか、経営資源を中核事業に集中するため、人事給与業務を外部委託するニーズが高まっている。同業務の受託市場は国内で3000億円ともいわれる。3社は提携で事業拡大を急ぐ」と伝えている。
エイチアールワンと資本・業務提携はすでに12月22日に発表しているが、改めて報道されたことで、収益へのインパクトの大きさが意識され、マイナンバー関連銘柄のリード役として期待が高まったようだ。
証券市場新聞