キリン堂ホールディングス(3194)が一時前週末比121円安の776円まで売られ年初来安値を更新した。8日大引け後に発表した今17年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算で売上高285億3000万円(前年同期比3.5%増)、営業利益2億900万円(同46.2%減)と大幅な減益となったことが嫌気されている。ただ、株価は売り一巡に800円台まで戻す動きとなっている。4月中旬以降の気温が前年より低かった影響などもあり、相対的に粗利率の高い季節商材の販売が伸び悩んだことなどが影響している。ただ通期は売上高1204億円(前期比6.6%増)、営業利益24億7000万円(同45.3%増)の従来見通しから変更しておらず第2四半期以降の回復が予想される。
証券市場新聞
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