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騒ぎ過ぎた?新型肺炎【記者の視点】
新型肺炎による中国の経済不安から、今日の続伸時点も、弱気筋が多かったが、ADP雇用統計の好内容からNYが急伸、この日は中国が、米国からの一部の輸入品の関税を半分に引き下げることを発表したことで、日経平均は2万4000円に迫る場面まで戻した。
今回の新型肺炎騒動を振り返ってみると、トランプ大統領を含めて、米国の政策当局者は、中国リスクが高まれば、生産拠点が米国に回帰するとして、ポジティブに捉えていた。米国にとっては新型肺炎より圧倒的に死者数が多いインフルエンザのほうが深刻で、初動対応の遅さや医療体制の不備で右往左往する中国を冷ややかに見ていたかも知れない。
それでも2万4000円を超えるとなると上値は流石に重くなるかもしれないが、個別では通期減益予想を増益へと上方修正したトヨタの好業績が全般相場に元気を与えてくれた。半面、ダイトウボウの急落を含めて思惑だけで上昇した銘柄の下げがキツイ。好業績銘柄の押し目を拾うとう正常な投資スタンスに回帰したい。
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