アルプス電気(6770)が続騰、上昇率は15%に迫った。27日引け後に発表した17年3月期第1四半期(4~6月期)の連結決算は、営業利益50億4900万円(前年同期比62.4%減)と大幅減益で着地したが、収益悪化はすでに株価に織り込まれており、当面の悪材料出尽くし感から買戻しが先行した。
スマートフォン向けコンポーネント製品の一部が軟調に推移、円高の影響が大きく利益採算を悪化させた。ただ、車載向けが堅調に推移、スマホ向けもカメラ用アクチュエータの販売が拡大しており、利益水準は市場コンセンサスを上回ったという。
証券市場新聞