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日銀含み損解消【記者の視点】
この日は「米ホワイトハウスが新型コロナウイルスの景気対策で民主党と合意した」と報じられたことで後場から上げ幅を拡げた。NYダウが心理的なフシ目である2万ドル台を回復したが、日経平均も日銀のETF買いコストである1万9500円に接近したことで含み損が解消してきたことも大きな安心感となる。
中国では武漢の封鎖が4月8日に解除されるなど明るい材料は増えているが、欧米での感染拡大が続いていることを考慮すれば、日経平均では25日線である2万円超あたりが上値メドかも知れない。
個別でもソフトバンクグループ(9984)やファーストリテイリング(9983)など主力株の多くが25日線に接近しており、一旦は利益確定売りが出やすい局面。下方修正で売られたKNT-CTホールディングス(9726)が象徴するように今後予想される業績悪化にマーケットがどう反応するかも注視されよう。
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