ソフトバンクG決算に注目【記者の視点】

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週明けは小動きでのスタートか?

 週明けの東京市場は小動きでのスタートが想定される。ニューヨーク市場は4月の小売売上高や製造業生産が過去最大の落ち込みをとなったことを受けて一時はダウで270ドル超にまで下げ幅を拡げたが、消費者信頼感指数の改善や経済活動再開への期待から原油価格が上昇したことをなどを受けて戻す動きとなり60ドル高で取引を終えており、225先物のナイトセッションも1万1900円割れまで売られていたが、2万円まで戻して引けている。

欧米市場の動きを睨む

 5月第3週の東京市場は日経平均で5月11日に2万534円88銭まで上昇した後は上値の重い動きなり14日には2万円割れとなった。14日の現物市場の大引け後には225先物が大きく値を消す動きになっており、週明けも欧米市場の動きを睨みながら先物の動きに振らされやすい展開が予想される。

米中関係への不安も

 国内では緊急事態宣言の地域が一部解除となったが、2次感染への不安が拭えず経済活動が正常化するまでに時間を要するとの見方が高まっている。それ故に続々と発表される決算で今期予想が非開示となる企業が多いなかで、業績回復への不安が高まり、2万円超えからは売りに押されやすい状況にある。欧米も同様に経済活動再開への不安が高まっており、米国ではトランプ大統領の国交断絶発言を契機に米中関係への不安も高まっている。日経平均では25日線である25日線で1万9660円近辺、NYダウでは50日線2万2991円近辺を下値として維持した後に次なる上昇のキッカケを待ちたい。

原油先物は波乱なく限月交代

 今週はWTI原油先物の限月交代を19日に控える。史上初のマイナス価格を記録したが、直近では29ドル台まで上昇。先月の教訓から、多くが期先へのロールオーバーをすでに済ませている模様で、波乱なく限月交代すれば安心感につながろう。

3月決算発表も終盤戦

 3月決算発表も終盤戦に突入する。18日はコマツ(6301)やSUBARU(7270)などに加えてソフトバンクグループ(9984)が控える。ユニコーン投資の巨額赤字で苦境に立たされるなかで、孫正義会長謙社長の今後の方針が注目される。




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