カルナバイオがS高買い気配、大腸がん発生を阻害する新規化合物を創出

企業|企業速報 証券市場新聞

カルナバイオ(4572)がストップ高買い気配。26日、国立がん研究センター、理化学研究所と、大腸がんの発生に必須なシグナル伝達経路を阻害する新規化合物を創出したと発表したことを受け、画期的がん治療薬実用化を期待した買いが集中した。

大腸がん患者の90%以上でこのシグナル伝達経路に遺伝子異常がおこることは以前より分かっていたが、治療薬として実用化されたものはなく、また、新規化合物はがん幹細胞が腫瘍を再度作る働きを抑えることも明らかになったという。国立がん研究センターは、大腸がんに対する新規治療薬として実用化を目指している。

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