引き続き大統領選動向注視【記者の視点】

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9月3日の高値を目前に調整入り

10月第3週の東京市場も膠着感の強い展開になった。ニューヨーク市場は3指数とも9月24日を底に順調に戻していたが、ムニューシン財務長官が大統領選前の追加経済対策について懐疑的な発言をしたことを受けて9月3日の高値を目前に調整入りとなった。

下値を売り叩く動きではない

ただ、トランプ米大統領が15日に追加経済対策の規模について、民主党側に示している1兆8000億ドルの提案を引き上げる意向を示したことなど受けて、その日のダウは332ドル超の下落幅から19.80ドル安まで急速に戻しており、常に株価を意識しているトランプ大統領の発言から更なる下値を売り叩く動きにはなっていない。

週明けは反発スタートか?

週末16日のニューヨーク市場はナスダック指数は下落したものの、朝方発表の9月の米小売売上高が市場予想を上回って伸びたことを受けて、ダウとS&Pは上昇、ダウは112ドル高で引けている。225先物のナイトセッションも2万3530円で引けており、週明けの日経平均は反発スタートが予想される。

最大の注目点は第3回大統領候補討論会

一方、再度の不安材料になっているのがフランスを筆頭とする欧州での新型コロナの感染拡大。WHOも第2波に見舞われている欧州各国政府に対し、抑制措置を講じるよう発言しており、米国を含めて欧米での感染動向には注意を払いたい。
今週は19日に中国7~9月GDP、中国9月小売売上高、中国9月工業生産の発表が予定されているが、最大の注目点は22日予定の第3回大統領候補討論会。中止となった第2回と同様にトランプ大統領次第では再度中止になる可能性があるが、どちらにせよ大統領選接近につれてトランプ大統領の予期せぬ行動んは注意したい。

日経平均の動きを支えたファーストリテ

日経平均の動きを支えていたのが、ファーストリテイリング(9983)の好決算。21年8月期は連結営業利益で2450億円(同64.0%増)と大幅な増益を見込んでおり、上場来高値を更新した。マザーズでも農業総合研究所(3541)やグッドパッチ(7351)など強い銘柄更に買われる展開となっており、3月期の企業の第2四半期発表シーズン入りまでは、この傾向が続きそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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