NT倍率の低下必至【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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日経平均は下落でTOPIXは上昇

先週の日経平均は前週比末約74円の上昇となった。
注目されてたFOMCでパウエルFRB議長が少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を明らかにしたため米株式市場は上昇、それを受け18日には日経平均も上昇し30485円まで戻った。
19日には高値更新も期待されたが日銀金融政策決定会合でETFの購入上限は維持するが購入を日経平均型は廃止しTOPIX型のみにすると伝わり日経平均は下落、TOPIXは上昇する形となった。

NT倍率は14倍割れ程度までは低下

TOPIXは19日には2013.71ポイントまで上昇し年初来高値を連日で更新した。一方NT倍率は2月25日の15.66倍を高値に徐々に低下し19日には14.8倍まで下落している。
日銀の発表を受け日経平均売りのTOPIX買いのポジションを組む投資家が増えると予想されるためNT倍率は14倍割れ程度までは低下すると思われる。

当面は日経平均の上昇は鈍くなる

日米の中央銀行のイベントが通過し金融緩和の方向性が大きく変化していないことが確認されたことから相場は底堅い展開が続くと思われる。
日経平均を引っ張るグロース株の上昇はやはり業績の裏付けがされてからということになりそうなので当面は日経平均の上昇はTOPIXに比べ鈍くなりそうである。

雲の上限を意識した展開も

全体としては今週は3月決算の権利取りの動きが期待できるし来週はその配当分の再投資も期待できる。3月いっぱいは底堅い展開となろう。
ただ、売られる時は日経平均が大きく動く可能性が高くなってくるので注意が必要である。
チャート的には週初は一目均衡表の雲の上限が現物で2万9350円となっており雲の上限を意識した展開も予想されよう。

日経平均の高値更新は4月以降?

日経平均の新値三本足の陰転値は2万9717円83銭であり陰転すると暫くは上値の重い展開を想定する。TOPIXの高値更新は期待できても日経平均の高値更新は業績が発表される4月以降になりそうである。
今週の日経平均は50日線の2万9100円から3万0100円のレンジを想定する。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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