アルケゴス問題は氷山の一角か?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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アルケゴスは相場には織り込まれていた

先週の日経平均は前週比末約677円高と2週間ぶりに上昇した。
その前の週に米アルケゴスを巡る取引で野村証券やクレディスイスなどが巨額の損失を被ったと公表したことから相場全体に緊張感が走ったがどうやらその他のファンドには影響しないとの認識で相場には織り込まれたようだ。

リーマン・ショック級の下落にもなりかねなかった

今回の件は市場で話題になる前からSEC(米証券取引委員会)やFRB(連邦準備制度)で調査されていたみたいであるが処理の仕方を間違えればリーマン・ショック級の下落にもなりかねなかったと思う。
一個人の資産管理会社が総額約3兆円の運用を取引監視の対象になってなかったということは非常に問題である。さらに詳しくはわからないが保有銘柄の一部が10%程度下落しただけで追加証拠金を払えずポジションを全て処分というのも異様である。

氷山の一角にすぎない

個人的にはこのようなケースは氷山の一角にすぎず今後も突発的にでてくると思う。レバレッジを効かせた取引が主流になってきている現在の市場はいつかFRBでもコントロール不可能に陥るということは認識しておきたい。

上昇基調は強い

相場はバイデン大統領の大規模なインフラ投資を盛り込んだ成長戦略を評価し米国株が上昇、日本株も連れ高する形となった。
1兆円ともいわれるETFの配当再投資もあり週末には29869円まで上昇、3万円台を再び狙える位置まできている。5日線(2万9447円処)や25日線(2万9339円処)を明確に抜けているので上昇基調は強い。

今週もしっかりした展開

4月はアノマリー的に新規資金が入り易い月なので今週もしっかりした展開となろう。
一目均衡表の雲の上限(2万9506円処)を下値メドとし3月18日の高値(3万0485円)を目指す展開を想定する。
予想レンジは2万9500円から3万0500円。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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