225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「官制相場」の弊害

日銀は9月に入り9日から15日まで5日連続でETFの買い入れを行った。
この5日間で3665億円とまとまった買い入れを実施したが株価は5日間で約560円下落した。
日銀は1回当たり733億円買い入れしているが年始から買い入れ額は2兆6376億円、想定される買い入れ余力は1兆4874億円である。年内の残り70営業日で3.5日に1回のペースで買い入れする必要がある。これだけの買い需要があっても株価は上がらない。
某外資証券の調べではこの日銀のETFの買いが指数に与える影響は平均で50Bp(0.5%)としている。つまり、後場からETFの買いが入ったとしても今の水準であれば日経平均で80円ほどの押し上げ効果しかない。この80円が大きいか小さいかはそれぞれ見解があろうが個人的にはインパクトに欠けると思う。
TOPIXが前場で約0.3%下がればほぼ自動的に後場からETFの買いが入ってくるが売り方には読まれ格好の売り場を提供しているように思われる。
買い支えをするのであれば引け間際だけ買うとか後場いきなり買い切ってしまうとかなんかインパクトのある買い方をしないとボラティティの低い相場を作ってしまうだけのように思う。
「官制相場」の弊害も考えてほしい。(ハチロク)

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