日銀からのメッセージ【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

 

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高値と安値幅が約2300円

先週の日経平均は前週比末約1273円安と大幅に下落した。
月曜日は2万9685円41銭までの戻り高値を付けていたが米国10年債が1.7%と上昇しインフレ懸念から米国株が売られると日本株は暴落し先週は高値と安値幅が約2300円と大きく動いた。

日本は売り材料満載

きっかけは米国債の金利上昇かもしれないが日本はワクチン接種の遅れやオリンピック開催に対しての国民の反対が増加するなど売り材料は満載だったため狙われた感じがする。

日銀を頼るな!

ETFの購入の方針を変えた日銀の動きに注目されたが11日に前場でTOPIXは1.98%下落したが後場からの購入は無く売り手を優位にした感じはある。
4月21日を最後に日銀はETFの購入を一切していない。今回の暴落に対しても購入をしていないということを考えると日銀からは「日銀を頼るな」というメッセージが発せられているよう思われる。

仕掛け売りには十分注意が必要

いよいよ、日銀も50兆円ともいわれる保有株の出口戦略をいろいろ模索し始めているのかもしれない。
相場は13日の安値(2万7385円03銭)から切り返し週末には2万8000円を回復して引けている。3日間で約2000円下げれば値ごろ感もでて買戻しも入ろう。
しかし、この戻りも米国株の戻りに助けられた感じがする。「下げる時は大きく、戻りは鈍い」のが日本株である。日銀に期待できない以上仕掛け売りには十分注意が必要である。

日本株29銘柄が除外

また、MSCI指数の定期銘柄入れ替えに絡み日本株29銘柄が除外される。新規採用はゼロで5月27日ごろに発生する売り需要は6000億円規模と見られておりこれに連動して売り仕掛けをすることも考えられるので注意は必要である。チャート的には一旦は戻り相場となりそうである。ターゲットは今回の下げ幅(約2300円)の38.2%戻しの2万8263円、50%戻しの2万8535円が意識されよう。50%戻しの水準には転換線(28535円処)も位置しており今週の上値メドとなりそうである。

幻の安値2万7130円

一方、下値は14日の安値(2万7723円)、節目の2万7500円。13日のイブニング取引で先物で2万7130円まで入っているので「幻の安値」になっていることだけは覚えておきたい。今週は2万7500円から2万8500円で2万8000台円の値固めとなりそうである。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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