夏枯れ相場か?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

 

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クレディスイスは若干買戻し

先週の日経平均株価は前週末比約536円高と週足で6週ぶりに陽線となった。
新型コロナウイルスの新規感染者数が1日1万5000人を超える状況と鋭角的に増加しているが発表される第1四半期の決算が概ね好調なため大きく売り込まれる状況ではない。
売りを仕掛けているクレディスイスの動向が相場に大きく影響を与えるが先週はが入り相場は底堅い動きとなった。

海外の投資家も様子見

米国株が最高値更新していることも日本株の買戻しに繋がっていよう。発表されている決算は製造業に関しては約8割の企業が経常利益段階で予想を上回ってきており今期の東証1部の経常利益は過去最高益を更新する可能性が高い。
現在のPERは13.1倍程度で割安感も出始めている。にも関わらず買いが入ってこないのはやはり「政治の不安」であろう。
内閣支持率が過去最低となっている菅内閣だが秋の衆議院総選挙で大敗も予想される中では海外の投資家も様子見をするだろう。

総選挙の前営業日までの期間は100%株価は上昇

選挙対策として8月中旬にも30兆円規模の追加経済対策をとるようだがどこまで支持率が戻るか注目されるところだ。
ただ、過去50年間のアノマリーとして衆議院の解散総選挙は解散の前営業日から総選挙の前営業日までのこの期間は100%株価は上昇していることは覚えておきたい。
今週は月曜日が休日のため4日間の立ち合いとなる。お盆の週であり参加者が少なくなり夏枯れ相場になっていくだろう。指数よりも決算ゲームの様相が強くなると思われる。

揉み合い相場か?

チャート的には2万7500円水準では買いが入っており7月30日の安値(2万7272円49銭)が当面の安値として意識されよう。一目均衡表の転換線(2万7654円処)、基準線(2万8136円処)が横ばいになってきており揉み合い相場になってきそうである。

仕掛け的な売買には注意

上値は200日線(27万927円処)、25日線(2万8037円)が意識されるが上値抵抗ラインと水準が重なる13週線(2万8373円)を抜いてくるかがポイントとなろう。抜いてくれば外資の買戻しも期待できよう。
今週は2万7400円から2万8300円を想定。8月SQ週のため仕掛け的な売買には注意したい。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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