まずは3万円台固めへ【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

 

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上下に激しい動き

先週の日経平均は前週末比約251円安と5週ぶりに反落した。
先週は3日間の立ち合いであったが上下に激しい動きなった。

中国恒大集団の影響は少ない

主に中国の大手不動産会社の中国恒大集団の債務問題に振り回された形だが株価が高値圏にあったため「売り材料」として利用された感がある。
財務状況から見て政府の救済策なしでは破綻する可能性が高いがリーマンの時とは違い世界の金融システムに対しては影響が少ないと考える投資家は多い。

極端な締め付けは反感を買う

だが、中国政府が様々な企業に対して規制を設け始めていることは中国の経済成長の足を引っ張っていると思われ成長のペースは鈍化しよう。
極端な締め付けは国民の反感を買い天安門事件のような暴動が起きないとも限らない。
ここまで経済を中心に急成長を続けてきた中国に相場をかく乱する材料が増加してきているのは間違いないだろう。引き続き動向には要注目である。

国内では企業業績の回復が鮮明

国内においては企業業績の回復が鮮明である。野村証券の見通しによると今期の主要企業の経常増益率は30%増と6月時点の予想(21.6%)より大幅に上昇している。
サービス業や輸送業は依然厳しい状況ではあるがテレワークの拡大で販管費や交際費の削減効果もかなり大きいようだ。
コロナ禍で効率的な会社運営のノウハウが蓄積されているようで環境に適応した会社の成長が多い。業績拡大が見え始めたことでさらなる株価上昇の期待は大きい。

チャート的には昨年の11月の相場付きに類似

チャート的には昨年の11月の相場付きに似ている。当時は2週間で約3000円上昇し3日調整し再び高値をとりその後2か月間高値もみ合いとなった。
今回もここまではほぼ似ている。過去に当てはめてみると今週に高値をとりその後揉み合うという感じであろう。

配当権利取りも期待

今週は9月末の週であり配当権利取りや落ち後も配当金の再分配による買いも期待できる。高値更新に向けてまずは3万円台固めの動きを期待したい。
今週は2万9800円から3万900円を想定する。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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