バラマキ中心の経済対策【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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金額だけ見れば過去最大級だが・・・

先週は前半に3万円台に近づく場面もあったが失速、しかし財政支出ベースで55.7兆円の経済対策が発表されると上昇し結局日経平均は前週末比約135円高となった。
金額だけ見れば過去最大級の経済対策ではあるがバラマキ中心の対策で効果を疑問視する向きも多い。

一気に高値更新とはならない

ガソリン価格の高騰など生活必需品の値上げが続く中で国民の所得が増加しなければスタグフレーションになりかねない。そんな状況下では株価も一気に高値更新とはならないようである。

企業の自社株買いが活発

今年は企業の自社株買いが活発である。
某調査機関によると10月の市場買い付けの自社株買いは3336億円と10月単体としては19年10月(3462億円)以来の大きさだった。コーポレートガバナンスコード(企業統治指針)を受けた意識改革もあり自社株取得枠の消化する流れが強まっているようだ。
従来なら立ち合い外取引で行うケースが多かったが最近では市場での買い付けが増加している。今年は自社株取得設定枠が6兆円を超えてきており企業の自社株買いが相場の下支えとなっているようだ。

右肩上がりで上昇志向を継続

今週は23日が休日の為4日立ち合いとなる。チャートは5日線(2万9724円処)、25日線(2万9303円処)、75日線(2万8879円処)が右肩上がりで上昇志向を継続。
一目均衡表の転換線(2万9501円処)をザラ場で割っても引けで抜けてきており上昇志向は強いと思われる。

コールの動きに注目

上値は9月28日の窓埋め(3万0001円99銭)が意識されよう。弾みがつけば3万0200円処までの上昇は期待できよう。3万円台回復を仕掛けてくる時はコールの動きも活発になると思われるのでコールの動きに注目したい。

今週のレンジは?

下値は25日移動平均線が機能しそうだ。この水準は10月6日を起点とした下値トレンドラインでもあるので割ってくると2万9000円割れの展開も想定できるので注意したい。
今週のレンジは2万9000円~3万円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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