方向感のない先物主導の展開【225先物「ハチロク」の裏話】

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要人の発言に敏感に反応

先週の日経平均は前週末比約354円安と年初から2週連続で下落となった。
先週は要人の発言に敏感に反応する週であった。
週初はパウエルFRB議長が利上げに関して慎重であるとの発言を受け過度な警戒感が後退し米国株は上昇した。
しかし、週末にはブレイナードFRB副議長が早期の利上げの可能性を示唆したためハイテク株中心に売られた。

日銀も利上げ開始議論

日本株も日銀が2%の物価目標を達成する前に利上げ開始ができるか議論しているとの一部の報道を受け下落に拍車がかかった。

三角持ち合いが崩れつつある

チャート上では昨年12月20日の安値(2万7893円18銭)を一時割り込み9月からの三角持ち合いが崩れつつある。
その下の下値ポイントは12月3日の安値(2万7588円)、10月6日の安値(2万7293円)となってくるが割れてくると下値探りの展開となろう。

日本株が買われる日は本当にくるのか?

先週は英国FT100が高値を更新するなど依然欧米の主要指数は堅調である。出遅れの日本株が買われる日は本当にくるのかと考えてしまう。
JPモルガン証券によると日本市場で海外投資家が運用資産配分を見直すタイミングは米国債の長短金利利回り差の変動と一致しやすいようだ。

国債から株への資金移動が行われるタイミングではない

米国景気の拡大期待による長期金利の上昇が主導する形での利回り差の拡大は運用資産の配分を日本国債から日本株にシフトが行われている。
一方、FRBが金融引き締めによる短期金利の上昇主導で利回り差が縮小するときは日本国債に資金が流れ、株の比率が下がるということだ。
昨年は海外勢は約10兆円日本国債を買い越し、株の買い越しは1兆円に過ぎなかった。
年初からの動きも米国利回り差の動きと概ね連動しておりまだ国債から株への資金移動は行われるタイミングではないようだ。

一旦はリバウンドが期待できるが・・・

今週は16日~17日に日銀金融政策決定会合が行われる。従来通りとの市場のコンセンサスだがこの会合で利上げに含みを持たせた発言がでればマーケットは敏感に反応しそうだ。
チャート的には三角持ち合いの下限に迫ってきているため現状では売り込みにくく一旦はリバウンドが期待できるが上値は重そうである。

今週のレンジは?

揉み合いの中心値2万8500円処までの戻りはありそうだが200日線(2万8787円処)を明確に抜いてくるには材料不足であろう。
今週は2万7900円から2万8700円のレンジを想定。方向感のない先物主導の展開となろう。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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