世界から孤立するロシア【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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2万6000円の攻防

先週の日経平均は前週末比約491円安と3週連続週足陰線となった。
週初は2万7000円台を回復した場面もあったが結局は2万6000円の攻防となった。
次回の米FOMCで0.25%の金利引き上げ発表で株価は上昇したがやはりロシアによるウクライナ侵攻の状況にアルゴリズム取引は反応しており場中でも大きく振れる上値の重たい展開であった。

米国はロシアつぶしに入る

警戒感漂う3月15日~16の米FOMCだったがまずは0.25%の利上げからというのが市場の織り込みであろう。
市場が織り込めないのがウクライナ情勢である。2回の停戦協議を経たがロシアは一向に停戦に応じようとはせずウクライナを本当に占領するつもりである。
占領したとしても世界各国からの孤立は否めなく制裁は強まる一方でいずれロシアの崩壊となろう。米国としても存在感増す中国を睨み舐められないように世界各国の賛同を得てロシアつぶしに入るだろう。

専制国家の悲しい結末

歴史的な発端を考えるとロシアの言い分もあるかのかもしれない、だが核を傘に軍事力でねじ伏せるのは世界が黙っていない。もはや、ロシアは世界から見放された国となってしまった。
専制国家の悲しい結末である。「裸の王様」に「あなたは裸だ」と進言できる人はいなかった。次にロシアが世界と向き合える時はクーデターでプーチンが失脚するしかないだろう。

インフレ懸念はさらに強まる

ロシアへの制裁が強まるにつれ世界経済への影響も大きくなる。ロシアへの制裁により資源価格が高騰、ウクライナの主産物である小麦価格も高騰しておりインフレ懸念はさらに強まる。
以前のように素直に「遠い国の戦争は買い」とは言えなくなってきている。物流の発展により距離的に遠くても隣国と変わらないのである。更にネット環境の発達により情報の伝達が数年前と比べものにならないくらい早い。

アルゴが反応する状況は続く

今回は核を使う事態にはならないと思われるが停戦まではウクライナ情勢にアルゴが反応する状況は続くと思われ乱高下は続きそうだ。

下値模索の展開か?

今週は3月のメジャーSQ週である。次回米FOMCの利上げは相場に織り込まれたと思われたがウクライナ情勢を利用した更なる売込みには注意が必要である。
チャート的には底値圏に位置するが高止まりするプットのプレミアムからみると波乱の展開も想定できる。今週は2万5400円~2万6900円と引き続き下値模索の展開を想定する。

1日に付けた窓埋めがゴング!

戻り相場は1日に付けた窓埋め(2万6821円)がゴングとなろう。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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