日銀は市場と対話せよ!【225先物「ハチロク」の裏話】

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7月の0.75%以上利上げを織り込む

先週の日経平均は前週末比約271円高と2週連続で上昇した。
しかし、月曜日の寄り付きが高かったため週足は陰線となった。
参議院選で自民党大勝となり祝儀的な相場でスタートした先週だったが13日発表の米国の6月消費者物価指数の上昇を懸念して失速した。
結果は大幅な上昇率だったが相場は7月のFOMCで0.75%以上の利上げを織り込みその後は堅調に推移した。

ドル建て日経平均は底が見えない

だが円安が止まらない。金曜日には139.39円まで下落、節目の140円台を超えてくるのも時間の問題であろう。
そうなれば1998年8月の147.63円がターゲットとなってくる。
株式市場は円安を未だプラス要因として反応しているが円安の影響でドル建て日経平均は2021年の2月を高値に底が見えない状況となっている。

海外投資家大量買いの理由は?

グローバルに運用するファンドは値下がりすると自動的に追加買いをするファンドが多い。
東証の発表によると7月第1週の海外投資家の売買動向は現物と先物を合わせて1兆1800億円と2年9か月振りとなる大量買い付けとなった。日本株を割安と見た買いか、下期に入り値下がり銘柄の自動買いか、円の反転が近いと見た買いかはわからないが2万6000円割れでは淡々と買いを入れているように思われる。

6月長期国債買い入れ額は過去最高

今週20日、21日に日銀金融政策決定会合が開かれるが市場の予想では金融緩和継続で一致している。
6月には週間で過去最大となる約4兆円の国債売りが出たが買い向かい6月の長期国債買い入れ額は16兆円と過去最高となった。

対話を無視すれば綻び反動が大きくなる

海外勢の売りをとことん吸収している日銀であるが物価上昇率が2%を超えてきた今ではいびつな介入とも見られている。
未だ出口戦略の見えない株(ETF)の大量買入れや無制限に国債を買い入れる日銀の海外投資家からの評価は低い。日銀の政策が30年間のデフレを作ったとさえ言われている。
市場との対話を無視した政策はいずれ綻び反動が大きくなることにも注意が必要である。

21日の黒田日銀総裁会見には注目

今週は18日が休みとなり4日立ち合いとなる。大きなイベントは少ないが21日の黒田日銀総裁の会見には注目したい。
チャート的には下値切り上げ型で上昇してきており上値チャレンジを期待したいところである。

今週のレンジは?

まずは75日移動平均線(2万6869円処)を明確に抜いてくるかであるが抜いてきても一目均衡表の雲の下限(2万7039円処)では一旦売りが増えそうである。
一方、下値は6月20日の安値(2万5520円23銭)を起点とする下値トレンドラインが2万6300円処であり抵抗線として機能しそうである。「上がれば売られ下がれば買われる」展開か。
今週のレンジは2万6200円から2万7200円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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