8月は荒れるか?【225先物「ハチロク」の裏話】

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更なる上昇期待のチャート

先週の日経平均は前週末比約374円高となり週足で3週連続陽線となった。
2万8000円に乗せてくると売りがでるが2万7500円に近づくと買いが入ってくる方向感の乏しい展開であったが金曜日には明確に2万8000円を抜けてきて更なる上昇が期待できるチャートとなってきた。

ファンドの打診買い

上昇の背景には米国長期金利の下落や原油価格の下落など過度のインフレ懸念の後退が要因となろうがキャッシュ比率を高めた過ぎたファンドの打診買いのようにも思われる。
インフレの拡大を制御するのは大変難しいが景気後退であれば経済対策で対処できると見た投資家の先走り買いや売り方の買戻しも入り心理的な節目の2万8000円を抜けてきた。

8月相場は荒れやすい

だが、「過度のインフレ懸念」が後退しただけで今後も懸念が再発する可能性は高い。特に8月相場は荒れやすいアノマリーがあるので注意したい。
過去20年間の日経平均株価の8月月間上下は9勝11敗と12か月中最下位である。しかも大きく下落するケースが多い。

「動きやすい月」と思うべき

2015年の人民元ショックでは8.2%下落、2011年の米国国債格下げショックでは8.2%下落、1998年ロシア危機では13.9%下落した。
長期休暇に入る投資家が多く流動性が乏しくなるのが要因とも言われているが8月は「動きやすい月」と思っていたほうがいいだろう。

大きな過熱感はない

チャート的には木曜日の高値十字線を金曜日には上で反応し強い相場を示唆している。
抵抗ラインであった52週移動平均線(2万7813円処)も明確に抜け、下落時に付けた窓(2万8189円35銭)も全て埋めてきた。
25日移動平均線との乖離率は3.71%、騰落レシオは122%とまだ見られない。

売り方の仕込み場?

6月9日の戻り高値(2万8389円75銭)抜きがターゲットとなり買いが集まりやすいチャートとなっている。
景気後退懸念が強く残る中での上昇ゆえに不安な上昇であり売り方の仕込み場としての相場とも見て取れる。

上昇後の反転にも注意

上昇期待は強いがその後の反転にも注意したい。
上値メドは6月9日の戻り高値(2万8389円75銭)、週足一目均衡表の雲の上限(2万8420円処)、節目の2万8500円があげられよう。
一方、下値は節目の28000円、5日線(2万7888円処)、200日移動平均線(2万7559円処)が意識されよう。
今週は4日立ち合い。レンジは2万7600円から2万8500円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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