踏み上げ相場入りへ【225先物「ハチロク」の裏話】

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景気後退の回避

先週の日経平均は前週末比約371円高と4週連続の週足陽線となった。
休日明けの金曜日には727円高と大幅上昇した。
背景には米7月消費者物価指数(CPI)が市場の予想を下回りインフレ懸念が後退、失業率も市場予想を下回り「インフレのピークアウト、景気後退の回避」との思惑から米国市場が急騰したことが大きい。

売り方の買戻し

原油価格も下落傾向になっているのもインフレ懸念の後退に繋がっている。ただ、戻りの主役はリセッションを見越して売りを仕掛けた売り方の買戻しの様相が強い。
下げ局面で2倍の上昇が見込めるETFの日経ダブルインバースの信用倍率は7月1日に5倍だったのが8月5日には28倍となっていた。

不況下での株高

近い将来、株価は下がると見越した投資家の買い残が増加していたとこで戻り高値を抜けてきたため先物などにヘッジ買いを入れた可能性は高い。「不況下での株高」にはこの「踏み上げ相場」が大きく影響しており上昇は行き過ぎることも多い。しかし、買戻しが一旦止まると反転し急落することも多いので注意が必要である。

第1四半期決算は円安効果

みずほ証券によると東証プライム上場企業の第1四半期決算は売上高で前年同期比16.6%増、経常利益で同12%増と市場予想をそれぞれ2.9%、18.5%上回ったようだ。
要因は円安で営業外収支が改善し市場が減益と見ていた経常利益段階で増益となったようだ。

世界経済は変調

実績としてでてきた企業業績の回復も相場上昇の要因となっていよう。
ただ、この回復は6月末までの数字である。7月以降米国を始め世界各国でインフレが過熱し世界経済は変調をきたしている。
中国も上海のロックダウンによって中国の設備投資意欲が冷め日本の機械受注が下振れするリスクが大きくなっているということだ。
マクロ経済の状況悪化を今の株価には織り込まれておらず9月以降に日本株は調整するリスクが高まってると指摘している。

「踏み上げ完了」時には急反転

今週は米国でSQ週なので前週に引き続き買戻しが相場を支える堅調な動きになると思われる。
日本株も「踏み上げ相場」は継続し2万9000円台を目指す展開を想定する。
ただ、「踏み上げ完了」時には急反転する可能性がありそうなことは頭の隅においておきたい。
今週は2万8200円から2万9100円を想定。底堅い相場展開を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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