225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

ブレグジットの経験を活かす

振り回されるのはいつも日本の市場である。
英国の国民投票の時もそうであった。結果が発表される時に市場が開いているのはアジア市場のみで、流動性の高い日本市場はその影響を一番最初に受ける。
今回の米大統領選挙の結果発表の時も日本市場が一番揺れた。9日の寄り付きは「クリントン氏当選有利」の見込みから日経平均は1万7427円まで上昇したが「トランプ氏が優勢」と伝わると徐々に値を消し後場には1万6111円まで売られた。
1300円近い値幅になるとオプション市場は理論価格が機能しなくなる。また、11月SQの2日前ということもありプットポジションの売り方の買戻しも入りプレミアムは暴騰した。
11月限のプットの1万4500円は寄り付き1円が11円、1万5000円は2円が31円、1万5500円は5円が75円まで瞬間上昇した。為替も105円台から101円台へ約4円円高に振れた。まさに6月の英国の国民投票の発表の時と同じような展開となった。
ここでこの時の経験を生かせるかどうかである。他の市場が閉まっているため日本市場は動きがオーバーシュートしやすいということである。
また、不安が現実になると結果はどうあれ出尽くし感がでて落ち着き始める。そのため、翌日になると行き過ぎの部分の調整が入りやすい。
ブレグジットの時は1286円下げた翌日には357円上昇しその後6日連続で上昇相場となった。
この時の安値1万4864円が底になっている。大幅に下げている中で買いを入れるのは勇気のいることではあるが大幅に利益をあげるには必要なことである。
今回も10日には約1000円幅の上昇となっているがあく抜けでボックス相場の上限1万7550円を抜けてくる公算は高い。(ハチロク)

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