日銀金融政策決定会合控え波乱の週か?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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米国株は上昇したが日本株は売られる

1月第2週の日経平均は前週末比約145円高となったが発射台が高くて週足では陰線となった。
戻りを試す展開であったが2万6500円の節目を超えると戻り売りが出たようだ。
米CPIは市場の予想通りであったが米長期金利の低下により円高が進行、米国株は上昇したが日本株は売られる結果となった。

警戒感は強い

先月の日銀の大規模金融緩和政策の軌道修正により相場に関心ごとは今週の日銀金融政策決定会合に集中している。
金曜日には10年国債が上限の0.5%を超え0.545%まで上昇、誘導金利の引き上げを催促するような相場となっており警戒感は強い。

更なる催促相場に入る可能性

先月の上限金利変更後の影響を考察するため今回は「現状維持」の発表がなされる可能性もあるがそうなれば市場は更なる催促相場に入る可能性もあり今週は株式市場は軟調に推移しそうである。

小出しではヘッジファンドの「思う壺」

日本においてもインフレ率は低いものの着実に物価は上昇しておりインフレは進行しているのだから政策変更を認め市場の予想よりも大胆な方針を打ち出すべきである。
一時的には相場は混乱するかもしれないが小出しにしててはヘッジファンドの「思う壺」である。4月までの任期の黒田総裁ではあるが最後に現在のいびつな市場ではなく本来の市場に戻し戦ってもらいたい。

戻りが弱い

今週は17日~18日に開催される日銀金融政策決定会合を控え軟調な動きを想定する。
チャートでは11月24日の高値(2万8502円29銭)から1月4日の安値(2万5661円89銭)まで約2840円下落。12日の戻り高値(2万6547円61銭)は安値から885円の上昇幅となる。
黄金分割比率の1.382%戻り(2万6745円)に届かず、更に1/3戻りにも達しなかった。戻りが弱い証左である。

急激な円高が進めば25000円を目指す

一目均衡表の転換線(2万6105円処)を週末辛うじて上回っているものの引け値で下回ると売り圧力は強まりそうだ。
その際の下値は窓埋め(2万6034円06銭)、4日を起点とする下値抵抗ライン(2万5800円処)となろう。その下は分厚い抵抗ラインの2万5500円処が意識されよう。
急激な円高が進めば25000円を目指す展開も想定されるため注意が必要である。

NTショートに妙味

金利上昇による円高であれば金融株が買われる可能性がありTOPIX型は下落が穏やかと思われる。今週はNTショートに妙味ありと予想する。
今週のレンジは2万5300円~2万6300円を想定する。

(ハチロク)

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