為替に左右される相場から離脱できるか?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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2週連続の陽線

先週の日経平均は前週末比約301円高と2週連続陽線となった。
3万8000円を挟んだ動きとなったが為替の動きに敏感に反応し方向感のに乏しい展開であった。
3万8000円台は今年前半のもみ合いゾーンでもあるため安値(3万1156円)からのリバウンドでも利食い売りが出やすい水準である。
13週移動平均線(3万8566円処)や26週移動平均線(3万8782円処)が上値に控えており一旦は売りが増える水準でもある。

今週は円高を織り込む展開

注目されたジャクソンホールでの講演でパウエルFRB議長は9月のFOMCで利下げを示唆した。
これにより米国株式市場は大幅に上昇したが円高も進行、144円前半まで円が買われている。先週の国内株式市場は為替に大きく左右される展開であったが今週は円高を織り込む展開が想定される。
日本の利上げ、米国の利下げと傾向がはっきりしたのでそれに合わせた銘柄が物色されていくだろう。

内需株へ投資対象も変化

ハイテク株の物色から内需株へ投資対象も変化していくと思われる。
今週28日には相場全体に影響力の高い米エヌビディアの決算発表があるが今の相場展開から勘案すると例え決算が悪くても相場全体への影響は一時的なものになると思われる。

下がったところを狙う

円高傾向で日本株にとっては上値の重い展開が予想されるが下値では企業の自社株買いや年金の買いも入っていると見られ下値も固そうである。
今週は円高に対する耐性をつける相場になる思われ下がったところを狙う押し目買いに徹したい。
今週のレンジは3万7300円~3万8800円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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