円高耐性がついたか?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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3週連続週足陽線

先週の日経平均は前週末比約283円高となり3週連続週足陽線となった。
注目の米エヌビディアの決算は好決算だったものの見通しが慎重だったため売られた。
日本株もその余波で寄り付きこそ売られたが3万8000円割れでは買いが入り引けではほぼ前日値付近まで戻した。

1株利益は着実に増加

半導体関連株にしてもエヌビディア株との連動性は大分薄れてきたと思われる。
また、円高でも下げなかったのは米国株の上昇で日本株の割安感が再び評価され始めた為と思われる。
第1四半期決算では業績は概ね好調のようで日経平均ベースで見ても1株利益は着実に増加している。

海外投資家は日本株を買い越し

暴落を経て再び海外投資家は日本株を買い越しており今後も堅調な相場展開が期待できよう。
だが、下値は堅いが上値も重たいのが今の相場である。
日経平均の週間上昇率が0.7%に対し東証グロース市場の指数は約4%上昇しており投資対象は小型株物色に傾いているようである。

先高期待は高い

日経平均は13週移動平均線(3万8578円処)、26週移動平均線(3万8733円処)が上値抵抗ラインとして意識されていてその手前で揉みあう展開が続いていた。
しかし、週末に引け値で13週移動平均線を抜いてきたことで先高期待は高い。
物色対象が小型株物色になっているため日経平均は方向感の無い展開が予想されるが押し目買いで対処したい。

今週のレンジは?

下値メドは節目の3万8500円、一目均衡表の転換線(3万8137円処)、新値三本足の陰転値(3万8211円)、が挙げられよう。
一方、上値は26週移動平均線(3万8733円処)、節目の3万9000円、7月31日の高値(3万9188円)が挙げられる。
今週は3万8200円~3万9200円のレンジを想定する。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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