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大きく荒れた1年
今年の大納会の引け値は前日比386円安の3万9894円54銭となり35年ぶりに最高値を更新して2024年の相場を終えた。
年間では約6430円(19.2%)の上昇となった。
今年は7月に過去最高値(4万2426円77銭)を付けたが8月には一日で4551円下落するなど大きく荒れた相場であった。
来年も乱高下する可能性
米国の株価上昇が世界の株価上昇を牽引し先進国約20か国で株価指数が過去最高値を更新、世界の株式時価総額も13.6兆ドル(約2140兆円)増加した。
その増加分の約9割が米国株であり米国のひとり勝ちだったということがよくわかる。
トランプ次期大統領への期待が大きいが米国は再びインフレとの戦いになると思われ来年も相場が乱高下する可能性は高そうだ。
「辰巳天井」が格言だが・・・
日本では来年は「巳年」。相場に格言では「辰巳天井」と言われており相場がこの年にピークアウトをすることを意味する。
過去の「巳年」では1989年に日銀が利上げに転換し株価が下落、その後34年間抜けない「天井」となった。
バブル崩壊に繋がっていったが今回は経済がバブル状態でもない。
ジンクスを跳ね返すか?
新NISA等で個人投資家が増えたことや自社株買い等で企業が経営改革を進めていることを考えると下値では買い需要が多いと思われる。
上値を追う海外投資家がいないことが問題ではあるが下値は着実に切りあがっていると思う。来年はジンクスを跳ね返すか注目したい。
本年もこのコーナーをご覧いただきありがとうございました。
来年は第2週目からとなりますが来年もよろしくお願いします。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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