2回目のトランプ政権スタート【225先物「ハチロク」の裏話】

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日足で全てが陰線

先週の日経平均は前週末比約738円安となり週足では3週連続で陰線となった。
先週は日足で全てが陰線となり日足の陰線は6日連続と上値の重さを感じさせる展開だった。
半導体関連株が軟調に推移したことが大きいが20日に就任するトランプ次期大統領への警戒と日銀の金利引き上げ観測が背景にあったと思われる。

公約通りに一律関税?

トランプ氏は中国製品に10%の追加関税をかけ、メキシコ、カナダの製品にも25%の関税を課す意向を表明している。
20日の就任初日に公約通り動くか見極めない事には動きにくい。公約通り動けば同盟国も含めた国や地域に一律の関税をかけることも公約に挙げているだけに市場は動揺しよう。

植田総裁会見は要注目

また、23日~24日に日銀金融政策決定会合が予定されているが長期金利の上昇により追加利上げ観測が強くなっている。
追加利上げが行われた場合でも更なる利上げがあるのかどうかにより反応が変わってくると思われ今週末の会合後の植田総裁の会見は要注目である。
今週は米国でトランプ氏への祝儀的相場になったとしても日本株は日銀金融政策決定会合を週末に控えているので上値は重そうだ。

一旦は底入れを意識

チャートでは17日の下落で3万8000円割れを試しに行ったが割らずに戻り日足では下髭の長い「十字線」となり一旦は底入れが意識されよう。
また、東証の空売り比率も45%台と昨年の10月下旬以来の高水準であり買戻しも期待はできる。
だが、雲の下限(3万8779円処)を明確に割り込んでおり戻りも雲の上限(3万8954円処)となりそうだ。抜けてくれば窓埋め(3万9166円)が意識されよう。
週末の引け値では26週移動平均線(3万8350円処)を辛うじて上回って引けている。

戻っても上値重い

日足ボリンジャーバンド(20日)でも-2σ(3万8141円処)で切り返しているが下回ってくると週足ボリンジャーバンドの-1σ(3万7671円処)が意識されよう。
今週も戻っても上値の重い展開を想定する。
今週のレンジは3万7600円~3万9200円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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