突っ込んだところは買い向かえ!【225先物「ハチロク」の裏話】

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突如現れた中国AIアプリ「DeepSeek」

先週の日経平均は前週末比約359円安と反落、週足陰線となった。
中国の人工知能(AI)開発企業のディープシークが低コストで高性能の生成AIアプリ「DeepSeek」を開発したと発表したため米国の技術的な優位性を覆すものとして警戒され半導体関連株が売られた。

4日まで春節ヘッジで日本株売り

4万円台に近づくと日本株にとって悪いニュースが流れ中々BOX相場の上限を抜けてこれない。
しかし、TOPIXを見ると週足では陽線となっており悪いニュースが出ても売られる銘柄は限定されているようだ。
押し目では着実に買いが入っている相場展開である。
警戒されていた中国、カナダ、メキシコへの追加関税は2月1日に実施すると週末に伝わってきており米国株は下落してるが大きく下げたところは買い場ともいえよう。
中国株は今週春節(旧正月)で4日まで売買できない市場が多いためそのヘッジで日本株を売ってくる可能性もあろうが突っ込んだところは買い向かいたい。

今週のレンジは?

チャートでは1月27日の急落時に付けた窓(3万9520円79銭)を週末に埋め31日には日足十字線で引けている。
1月17日の安値から約2200円上昇、その後、約1400円下げ約800円戻った状態である。この段階で十字線となると再び下値を試す展開が想定される。
下値メドとしては25日移動平均線(3万9349円処)、75日移動平均線(3万9042円処)。この水準は一目均衡表の雲の上限(3万9000円処)でもあり意識されるところであろう。
一方、上値はボリンジャーバンドの+1σ(3万9859円処)、節目の4万円が挙げられよう。
今週のレンジは3万9000円~4万円を想定する。

TOPIX型の方が好パフォーマンス

AIにおける米国優位は変わらないものの突如現れた「DeepSeek」によって巨額投資が見直される可能性もあり半導体株で左右される日経平均型よりもTOPIX型の方がパフォーマンスは良さそうだ。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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