目次
積極的な買い手不在
先週の日経平均は前週末比約268円安と3週連続週足陰線となった。
前週に引き続きトランプ氏の不規則な発言で相場は大きく上下したが結局日経平均は下落した。
しかし、TOPIXでは前週比でプラスになっており「日本売り」の状況ではない。積極的な買い手が不在なのだ。
昨年8月の暴落が脳裏に蘇る
トランプ氏が貿易赤字や円安に対して苦言を述べており円高が止まらない。
節目の150円台で攻防が続いていたが147円台まで円高が進行しており円高に反応するアルゴリズム取引で先週のイブニング取引は値幅を大きくしている。
上下の値幅が1000円を超えるケースのあり昨年の8月の暴落が脳裏に蘇り買いを入れにくい状況である。
円高に合わせての売り仕掛け
今週は3月のメジャーSQ週でもある。
SQ週は仕掛けの売買が入りやすくSQ週に上昇するケースが昨年は目立った。
だが、今回は円高傾向のトレンドが続いておりこれに合わせて売りで仕掛けにも警戒が必要であろう。
日経平均は先週、3万6800円台での耐性を発揮したがこの水準を割ってくると勢いがつき3万6000円割れもあり得よう。
為替の動きに注意
SQ週の仕掛けではオプションの出来高が急増するので出来高の変化にも注意を払いたい。
チャートでは日足の一目均衡表の転換線(3万7649円処)で上値を抑えられおり引け値でこのラインを抜けてこない限りは戻り売りが優位となろう。
今週のレンジは3万5800円~3万8000円を想定。為替の動きに注意である。
(ハチロク)
コメント