上昇に弾みも過熱感意識せよ!【225先物「ハチロク」の裏話】

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2017年10月以来のTOPIX11連騰

先週の日経平均は前週末比約672円高となり4週連続で上昇、5週連続で週足陽線となった。
TOPIXベースでは2017年10月以来の11連騰である。あの時は12連騰し約4.4%上昇したが今回は既に約8.6%上昇しておりペースは速い。

日本はすんなりとはいかない

<米国との関税交渉が各国で続いており先週は米英間で交渉がほぼ纏まったことが好感された。
英国と同じように交渉したい日本ではあるが米国に対し貿易黒字国と貿易赤字国とでは対応も違い日本はやはりすんなりとはいかない。

戻っているから買う

更に中国とは溝が深く難航は必至である。それでも世界的に株価が上昇するのは4月2日の関税発動時の数字が最悪のケースでと織り込んだからであろう。
実態経済の影響は未知数ではあるが短期筋の投資家は「株価が戻っているから買う」とトレンドにしたがって買いを入れているようだ。

ボリンジャーバンドの+2を意識

チャートでは4月2日の高値を基準にする右肩下がりの上値抵抗線(3万7000円処)を明確に抜けてきており上昇に弾みが付いている。
上値としてはボリンジャーバンドの+2(3万7843円処)を意識しながらの上昇が続く可能性は高い。

一旦は調整に入るケースも

ターゲットとしては下落過程で付けた一つ目の窓(3万7873円28銭)が視野に入ってこよう。抜けてくれば3万8000円、一目均衡表の雲の下限(3万8260円処)が見えてこよう。
だが、騰落レシオが116%台、25日移動平均線乖離率は約7.8%と過熱ゾーンに入りつつある。戻りの達成感とともに一旦調整に入るケースも想定した方がよいだろう。

下値メドは?

下値メドは5日移動平均線(3万6898円処)、基準線(3万6259円処)となろう。
今週は10日、11日にスイスで行われる米中の貿易協議の結果が注目されるが日本株は決算ピークを迎えるので個別株物色の展開となろう。
今週のレンジは3万6900円~3万8200円を予想する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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