2週連続では週足陽線
先週の日経平均は前週末比約223円安と下落したが週初の寄り付きが低かったため2週連続で週足陽線となった。
今週もトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに関する追加関税を25%から50%に引き上げると発表するなど「トランプ砲」に左右された相場であった。
下がったところには「TACOトレード」が入り戻す場面もあったが結局週間では下げた。
関税問題に何らかな決着をつけない限りは戻り高値(3万8494円)を超えてくるのは難しそうな状態である。
一方通行になる可能性は低い
今週は6月のメジャーSQ週であり乱高下の可能性もあるが来週のカナダでのG7サミット(15日~17日)を控え一方通行になる可能性は低そうである。
サミット前にポジションを軽くする動きもみられると思われ売り方が買い戻すことにより強い相場展開も期待できよう。
だが来週には日銀金融政策決定会合(16日~17日)、FOMC(17日~18日)も予定されておりポジションは傾けにくいだろう。
週初は上昇してスタート
先週末に発表された米雇用統計では前月より伸びは低いが市場の予想を上回っており今のところ雇用にはトランプ関税発動の影響はマイナスに働いていない。
この発表を受けて週末の海外相場は「株高、ドル高」となっており週初は日本株も上昇してスタートしそうだ。
今週のレンジは?
しかし、11日には米消費者物価指数(CPI)や10年債、30年債の国債の入札が予定されている。
10年債の入札が不調で株価が下落したことは記憶に新しい。
今回の入札結果も株価に大きく影響を与える為注意は必要である。
今週のレンジは3万7500円~3万8400円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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