6週連続週足陽線
先週の日経平均は前週末比約2319円高となり7週連続高、6週連続週足陽線となった。
自民党初の女性総裁誕生で「変わる日本」期待により高市トレードが炸裂、本年度最大の週の上げ幅となった。
SQ週ということもあり上昇に勢いが付いたと思われるがこの上昇幅には驚かされた。
政権の枠組みが不透明に
SQ週を過ぎ需給的にはフラットな状況になった今週は強弱感が台頭し乱高下が予想されよう。
先週金曜日の引け後に「公明党が自民党との連立政権を解消」と伝わり今後の政権の枠組みが不透明になってきた。
自民党は少数与党のため、連立が必須になってくるため今後どの野党と組むかが注目される。
期待の高い高市総裁だがスピード解決していかないといけない案件が山済みでこれからの市場はその成果がでるまで冷静になっていくと思われる。
陰の寄り付き坊主
チャートでは金曜日の日足が「陰の寄り付き坊主」と寄り付きが高値となっており売り圧力の強い日足となった。
引けは5日移動平均線(4万8059円処)を上回って引けているが割れてくると短期調整色が強まりそうだ。
また、SQ値は4万8779円14銭と完全なる「幻のSQ値」となっており短期的な買い需要は一旦終了したと予想されよう。
戻り売りが上値を重くする
今週は急上昇した反動の調整週と思われ戻り売りが上値を重くしそうだ。
下値メドは上昇トレンドの下値ライン(4万7400円処)、拡大するボリンジャーバンドの+1σ(4万7181円処)、節目の4万7000円、一目均衡表の転換線(4万6477円処)となろう。
一方、上値は高値の4万8600円処、SQ値(4万8779円)がターゲットとなろう。
今週のレンジは4万7000円~4万8300円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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