「陽の大引け坊主」で強調継続か？【２２５先物「ハチロク」の裏話】

月間で７５００円の上昇幅

先週の日経平均は前週末比約３１１１円高と大幅高、９週連続陽線となった。
５万円乗せで一旦達成感がでると思われていたが逆に５万円乗せは通過点となり月間で約７５００円上昇と異様な相場展開となっている。
米中関税戦争の緩和や米国の利下げ、米国のＡＩ企業の好決算など市場に好材料が多かったが１週間で１０００円以上上昇する日が３度あったのは正直驚きである。

ソフトバンクの決算は１１日

ＡＩ関連のソフトバンクやアドベンテストの上昇が目立ちＴＯＰＩＸよりも日経平均の上昇率が高かった。
逆に言えばこれらの銘柄が調整に入った時が日経平均も調整に入るということだろう。ソフトバンクの決算は１１月１１日であり注意は必要である。

今週陽線なら１０本目

今週は４日立ち合いであるが堅調な展開を想定する。
先週のこの欄でも述べたが「新値八手十手」である。
先週までの９本の週足陽線が続いており今週陽線であれば１０本目である。
週末の日足は「陽の大引け坊主」という引け高値になっており強い相場を示唆している。

今週のレンジは？

短期で急騰してきたためにこの上昇に乗れていない投資家の押し目買い意欲も高いと思われ底固い展開が期待出来よう。
一方、２５日移動平均線乖離率は８．９４％と過熱感を示す域にはいってきたため警戒感も出始めており上昇幅は縮小しよう。
今週のレンジは５万１５００円～５万３２００円を想定する。

（ハチロク）

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp

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