225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「吹き値売りの突っ込み買い」で対応

 

20日に2万318円11銭と年初来高値を更新したがその後は急速に伸び悩み2万円の値固めの動きとなっている。
東証が発表した12~16日の投資主体別売買動向を見ると外国人投資家は現物株で2066億円、先物で3658億円、合計で5723億円の大幅売り越しとなった。
売り越しは2週連続で金額は前週の約5.8倍に膨らんだ。買い向かったのは個人投資家、企業の自社株買い、日銀のETFである。2万円以下で買った個人投資家が先週の上昇で実を得たようだ。
ただ、年内に後1回利上げが想定されている米国金利であるが米国債の利回りが上昇してきておらず円安に弾みがつかない。この円高状況下のなかで年初来高値をとってきたことは評価できるが更なる上昇には円安の援護が必要であろう。相場全体としては高値揉み合いとなっているが企業業績が好調なため幅広い個別循環物色の環境が続いており個人投資家の回転売買は効いているようだ。
弊社でも現物株ディーラーは好調で月間の収益は今年最高利益となりそうである。一方、オプションディーラーはボラティティの低い状況が続いているため苦戦している。
チャート的には20日の上昇で新値3本足が陽転した。新値3本足は通常転換した場合しばらくトレンドを維持し3本、5本と続くケースが多いがたまに高値圏、安値圏で1本だけの転換で終わるケースがある。
直近では1月4日に1万9594円16銭で高値を取り陽転したがその後下落し16日に1万9145円14銭で陰転、陽線は1本で終わり結果1万8787円99銭まで下落した。転換の「ダマシ」にあたるとその反動は大きい。
今回は陰転値は1万9831円82銭、この水準を割ってくると13週移動平均線(1万9430円処)が意識されよう。2本目の陽線値は2万230円41銭以上であり早晩の陽線2本目を期待したい。
チャートは上値切り下げの右肩下がりの展開、前日の高値を抜くまでは「吹き値売りの突っ込み買い」で対応したい。(ハチロク)

 

 

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