225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

進化を続ける「自動売買」の弊害

日経平均が動かない。2万円を挟んで膠着状態が続いている。
日経平均が3%以上下落してない期間は週末時点で172日となり2000年以降6番目に長い期間となっている。指数が動かないため日経平均VIも先週は一時12.2ポイントまで下落し算出来安値を更新した。動かない理由として「日銀のETF買い」が大きいと思うが、もうひとつは進化を続ける「自動売買」も影響しているように思う。
金融工学の進化によりAI(人口知能)を使い投資信託などの運用を人を介せず自動売買する商品が増えてきている。自動売買には人の持つ急落に対する「恐怖」などの感情がないため少しの下落であれば「買い場」と見て断続的に買い注文を入れてくる。また、少しの上昇でも想定以上の利益であれば即、売りに回る。そのため、徐々に値動きは小さくなり市場全体も動きにくくなってきているように思われる。投資資金の運用をAIに頼った弊害ともいえるがAIが想定していない事態が起こったときに市場が大混乱する可能性は大きい。そのような事が起きないことを願いたい。
日経平均先物のボリンジャーバンドは先週より更にバンドが収斂してきている。△2.5σは2万0252円処、▼2.5σは1万9889円処。幅で363円とかなり煮詰まり感が出てきている。
上値は2万0200円、下値は1万9900円と見るが、このレンジを抜けてきたときには素直に順張りで付いていきたい。
(ハチロク)

 

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