２番底を探りにいく可能性も
先週の日経平均は６連続安になった後、木曜日には大幅高となった。
６日間の下げ幅は先物で１４５０円、水曜日にはイブニング取引では２万１８３０円まで入り２５日移動平均線を割っていたが木曜日の日中取引では瞬間２万２０００円を割れたが２５日移動平均線を割らずに戻ってきたため買いに拍車がかかった。
また、チャート的にも木曜日のローソク足は水曜日の陰線を長い陽線でつつむ「包み足」となった。これは安値で出現すると「底打ち」を示唆する形であり金曜日の大幅高に繋がった。
戻りのメドとしては下げ幅の３８．２％戻し（２万２５３２円）、５０％戻し（２万２７０５円）、６１．８％戻し（２万２８７６円）などが考えられるが２つは金曜日で達成済み、目先は２万２８７６円や節である２万３０００円が戻りメドとなろう。
ただ、値動きはかなり荒い展開となりそうである。日経ＶＩ指数も２０台に乗せており上下に振れやすい相場を示唆している。
戻りも急であったために２番底を探りにいく可能性も高い。下値メドとしては５日移動平均線が強い支持線となろう。
オプション取引は短期の買いで対処したい。ボラティティーが高い時の売りは予想外の価格がつくケースが多いので注意が必要である。
特にイブニング取引はアルゴリズム取引の独壇場となっているため動きは激しい。要注意である。（ハチロク）
