225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

3月25日から日経平均先物オプションの最低証拠金が従来の5倍に引き上げられる。
現在は日経平均価格×0.02%×1000となっているがこれが日経平均価格×1%×1000となる。つまり、現在の最低証拠金は売り1枚当たり約34000円であるがこれが約17万円となる。
オプションのプットやコールの売りはSQ算出日まで持っていると売りの行使価格がSQ値を下回らない限り(コールの場合は上回らない限り)プレミアムが利益となるためアウトオブザマネーのプレミアムが1円や2円を売ると比較的手堅く利益が稼げる商品であった。
高速取引やアルゴリズム取引の影響を受けにくい手法でヘッジを確りしておけば個人投資家でも収益の狙える取引であった。
しかし、最低証拠金がいきなり今の5倍になると費用対効果で投資妙味が薄くなり投資家離れは必至であろう。何故、この時期に、しかもいきなり5倍とは?個人投資家の排除とも受け取れる。
また、2015年5月に鳴り物入りで登場した「日経平均ウィークリーオプション」もマーケットメーカーの機能が働いていないのか板状況も閑散としている。
「売りたい値段で売れず、買いたい値段で買えず。」といった状態の為今や参加者はほとんどいない。大阪証券取引所はアルゴリズム取引などプログラム売買を主流とする外国人投資家や機関投資家の要望ばかり重視し個人投資家の意見にはほとんど耳を傾けてないようにも思われる。
日経平均先物の出来高の約7割が外国人投資家であることを考えると株式会社としての取引所のやり方もわかるがもう少し国内投資家への配慮もしてもらいたいものだ。(ハチロク)

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