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トランプ氏に振り回される相場
やはりトランプ氏に振り回される相場である。側近を次々解任したかと思えば今度は中国と貿易戦争をおこそうとしている。
まさに「裸の大様」状態になってきており市場は米国発の世界経済混乱を危惧し始めている。
米国が変調をきたすといつも真っ先に調整局面になるのが日本株である。
また、国内においても政権を揺るがしかねない「森友学園問題」があり積極的な買い手不在の状況は続いている。
「円高株安」のスパイラル
そんな中、23日の金曜日には3月5日の安値(2万937円)を割り、先物では節目の2万500円も割り込み年初来安値を更新、2番底探しから底値探しの展開となった。
下値として意識されていた200日移動平均線(2万1387円処)を明確に割ってきたことによってチャート的には形が悪くなってきた。また、為替も節目の105円を割っていており「円高株安」のスパイラルに入ったきた。
下値は節目の2万円が意識
週末の下げによりボリンジャーバンドのバンドは拡大してきている。日経平均現物の▼2.5σは2万758円処、▼3.0σは2万576円処、▼1.0σは2万1300円処。下げ基調が強まるときは▼1σと▼2.5σの間で動くことが多い。今週の上値抵抗ラインは▼1.0σとなりそうである。
一方、下値は節目の2万円が意識されよう。2016年9月に2万122円から1万9933円の「窓」をあけておりこの窓埋めの動きとなる可能性は高い。
戻りは外国人投資家次第
戻りはやはり外国人投資家の売りが止まらないと期待できないようである。
日々の動きでチャート上、「コマ」の形を作るケースが散見されるが「下げるための上げ」の場合が多く注意が必要である。
今週は3月期末の週になるが前半安の後半高の展開を予想する。
ハチロク
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