225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

円安に振れ株価はリバウンドしやすい

 3月の最終週は配当取りの動きや配当の再分配の買いも入り26日に2万140円の安値を付けた後戻りを試す展開となった。30日には夜間取引で2万1630円まで上昇し安値から約1500円上昇した。
 北朝鮮が中国と接触したり朝鮮半島の非核化も検討するとの報道もあり地政学リスクは大きく後退、為替も1ドル104円台から107円台まで円安に振れ株価はリバウンドしやすい状況であった。

株価の上値を買う主体がいない

 東証が発表した3月19~23日の投資部門別株式売買動向によると、海外投資家は現物株と先物の合計で2566億円を売り越した。売り越しは11週連続となり、この間の売り越し額の合計は8.4兆円に達した。
 一方、個人投資家は5304億円の買い越しで現物株が3316億円と大半を占めた。配当取り狙いもあり株式相場が急落した場面で積極的な押し目買いを入れていたようだ。
 海外投資家は3週連続で売り越し額は減少したがまだ「日本売り」を継続させているということは株価の上値を買う主体がいないということである。

今期見通しが減益となれば割安感はなくなる

 米中貿易戦争は始まったばかりでどの程度まで深刻化するのかまだ判らない。鉄鋼やアルミは日本の基幹素材産業であり日本にも関税引き上げが決まれば影響は大きいだろう。
 企業の為替予想が約110円なのでこのままの為替推移だと今期は全体で減益見通しとなる可能性もでてくる。日経平均の現在のPERは約12.5倍。年初の15倍台に比べれば割安の状態ではあるが今期見通しが減益となれば割安感はなくなる。海外投資家の継続的な売りはそれを物語っているのかもしれない。

4月の初日は買いから参戦するディーラーが多い

 新年度入りした今週の相場は週初高は期待できるがその後は揉み合いから調整となりそうである。
毎月月初は積み立て投信の買いが入ると言われており月初は高いというアノマリーがある。さらにディーラーは3月末で一旦ポジションを解消させられるので4月の初日は買いから参戦するディーラーが多いようである。
 現在チャートは下値切り上がりの戻り相場を形成、週末は25日移動平均線(2万1345円処)を挟んだ動きとなっている。1月24日からの上値抵抗ライン(2万1330円処)を抜いてきてチャート的には14日の高値2万1920円を目指す展開である。
 ボリンジャーバンドのバンドは横ばい状態、ストキャスのスローで70%台、MACDは買いシグナル点灯中である。騰落レシオは90%台で過熱感はない。

週半ばから短期上昇の調整で大きく崩れることも

 月初は週末の流れを継ぎ堅調に推移すると思われるが週半ばから短期上昇の調整で大きく崩れることもありえよう。前日の安値を切ってきたら戻り相場は一旦終了だと思う。
 最近は日々でも300円程度値幅がでており振るい落としには注意である。
「二日新甫は荒れる」の諺どおり今月も上下に大きく振れそうである。今週は下値2万800円から上値2万2000円を想定している。

(ハチロク)




相場見通し

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