225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

◆反動安には注意◆
筆者も阪神淡路大震災を経験していますが地震は突然人の人生を全てを奪っていくので非常に怖いです。熊本県を中心とした地震でお亡くなりなった方々のご冥福を心より申し上げます。また、被災された方々が一日も早く元の生活に戻れますようお祈りいたします。
日経平均は週明けに熊本地震の影響と産油国会合で増産凍結が合意できなかったことにより原油価格が大幅下落した事を受け572円安と大幅下落となったが、火曜日には米国市場の上昇と商品市場の下落一服により今度は598円高と大幅上昇になった。
月曜日の引けから火曜日の寄り付きまでに日経平均が600円近く動く株価材料があったのか?為替も落ち着いているが大幅円安になった訳ではない。これは間違いなく先物主導の仕掛けであるが、あまりにも変動が激しすぎて先物やオプションを中心にしている投資家はポジションを取りづらいと思う。4月13日、14日には某欧州系証券が日経平均先物に1分間に20枚、1時間で1200枚の買いのスライス注文を入れていた。このあたりの主体が大きく影響していると思われる。
一方、NY市場は最高値(18312.39ドル)まであとわずかのとこまで上昇し欧州株も軒並み戻り歩調を強めている。今年に入り指数が2ケタ下落しているのは日経平均(約10%下落)と上海指数(約14%下落)とイタリアのMIB指数(約13%下落)くらいであり完全に出遅れ市場となっている。1月から3月までに外国人投資家は約4兆8000億円の株式・先物の売り越しとなったが4月に入り買い越しに転じてきており需給の改善が見られてきたこと、地震により来年からの消費税増税が見直される可能性が高いこと、夏の衆参同時選挙が回避され政治面でのリスクが減ったことなどを背景に戻り相場を形成したと思われる。
現在は1万7390円まで上昇し3月の戻り高値を更新。2月の高値1万7770円を目指す展開となっているが、この1万7000円処は今年で一番出来高が多い水準である。この水準を越えていくには出来高の増加が必要であるが売買代金は2兆円前後と大幅上昇している割にはさほど出来高は増加していない。
2月の安値(14800円)から戻り高値(1万万7050円)までは15営業日で2250円上昇したが今回は、4月8日の安値(15330円)から9日間で約2060円上昇したことになり短期的に過熱感も出てきている。
今の水準はPERで約15.6倍。割安とは言えない状況であるため反動安には注意したい。(ハチロク)

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