上値の重い展開【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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事前の準備と冷静な対応が必要

 月曜日には早朝に大阪で震度6弱の地震があり関西圏の鉄道は全て運休となり大混乱となった。筆者は大阪に住んでいるが体感としては阪神淡路大震災並みの揺れがあった。
 そこで話題になったのがガスの復旧作業。阪神淡路大震災後、ガスは震度5以上で自動的に供給がストップするようになっている。
 そのおかげで今回の地震でも火事が少なかった。しかし、「自動停止する」ということを知らない人が多く大阪ガスに問い合わせが殺到したようである。
 自動停止したガスは自分でガスメーターに付いているボタンを押しリセットしなければならない。恥ずかしながら筆者も知らなかったが息子が知っていて対応してくれた。
突然起こる地震、相場も突然起こる急落、どちらも慌てないように事前の準備と冷静な対応が必要だと痛感した。

方向感の無いボラティリティの高い動き

 相場のほうは先週は大きく上下した。地震に始まり火曜日には米中貿易摩擦が過熱、これが大きく相場を冷やした。
下値抵抗ラインであった基準線をあっさり割り込み火曜日のイブニング取引では2万2070円まで下落、2日間で高安720円の幅で動いた。
その後木曜日には先物で2万2740円まで戻したものの金曜日にはまた大幅に反落、方向感の無いボラティリティの高い動きとなった。

ボリンジャーバンドのバンド自体はやや収斂

 一目均衡表の基準線(先物で2万2430円処)を大きく下回ると買われるが上回ると売られるといった相場であった。
今週は方向感が出にくい上値の重い展開となりそうである。ボリンジャーバンドのバンド自体はやや収斂してきており△1σ(2万2800円処)と▼2σ(22020円処)の間で動きそうである。

仕掛け的な売りには注意

 TOPIXでは5月末の安値を更新しており日経平均も値嵩株の動きがとまれば下値を試す展開は十分考えられる。仕掛け的な売りには注意したい。(ハチロク)




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